住宅のブロック補修工事と玄関前土間床タイル張替えがが完了し、ブロックをセメントフィーラー(セメント系下塗り材)で鏝仕上げしましたが、表面に色むらが出るのとエフロレッセンス(モルタルから出るアルカリ成分の流出)が発生して見栄えが良くありません。
ブロック塀の塗装の際には地下から上がった水分をブロック塀が吸収し、どうしても塗膜剥がれが生じ易い為通常の塗装仕様では塗れません。
そこで施主様と協議の上、セメントフィラーブロック専用塗料での塗装をお勧めして施工させて頂きました。特徴としては塗料は同じセメント系でブロックには親和性が有り剥がれにくく、多少の弾力性が合って経年劣化による目地のひび割れも防止できます。
ブロック塀の塗替えなどには耐久性・美観にも優れ最適ですが、難点は厚塗り仕様で材料費がやや高いことです。
今回は砂骨ローラーでさざ波調のパターンを付けて仕上げ、耐久性の向上と共に美観も改善されて施主様にはご評価を頂きました。
施工前
ブロック改修・タイル張り完了
ブロックのセメントフィーラー金鏝塗り完了。エフロが流出。
ブロック専用塗料を鎖骨ローラーで厚塗り。
施工完了
施工完了
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住宅の外壁改修工事が完了下施主様より追加工事の依頼が有り、外構・駐車場舗装工事を行いました。築50年ほどになる住宅廻りのブロックは植栽の根が張って傾き、玄関の前の床タイルは剥がれて美観を損なっていました。
施主様のご要望としては、ブロックの基礎までを含んだ全面改修案でしたが、基礎はしっかりしている為残して1~2段のみ手を加える事でご了承を頂き、一部既存の植栽の撤去を含んだ改修工事となりました。
玄関前の床タイルとモルタル下地は撤去し、新しく下地を作って新たな150角タイルを張り直しを行いました。タイルの色は各種サンプルを手配した中から外壁に合った物を選択して頂き、下地から作り直して仕上げました。
表面が荒れて凹凸のある駐車場の有るアスファルト層は撤去し、新たに路盤を作ってから厚さ5.0cmのアスファルト打ち直しとします。なお、透水性のあるアスファルトの為雨は浸透性が有り水は溜まり難くなります。
施工期間 4日間。
施工前
施工前
施工前
既存ブロックの解体
基礎はそのまま残します。
傷んだタイル・モルタル下地撤去完了
タイル下地
既存アスファルトの撤去
路盤(砂利の層)を作り直します。
舗装・転圧(締固め)。
ブロック積み完了
ブロック積み完了
タイル張り完了
舗装完了
お客様は築30年以上を経過する
トタン屋根の家ですが、玄関が接近したお隣から落雪の苦情があり、
雪止め取付工事の依頼を頂き施工しました。取付作業には屋根は6寸勾配有る為足場の架設は必須です。
積雪の少ない仙台であれば通常タイプ の
雪止め2列程度で十分ですが、勾配がきつく効果がない為W=200メッシュタイプの
雪止めとし、今回は両長手方向に2列取り付けることになりました。お客様は3年前に他の業者さんに頼んで屋根・外壁の塗装が済んだばかりですが、この状況で断る訳にも行かず大きな出費となりお気の毒な状況です。
取付は既存の
雪止めにSUS性の針金で固定するタイプで屋根に損傷を与えることはありません。特に北側の屋根に積もった雪が頻繁に落下するようでしたが、この冬からはトラブルも回避で出来て安心です。




戸建住宅やアパートの扉は木製またはアルミ製で表面は硬質塩ビシート貼りが多く見られます。しかし、紫外線による劣化は避けられず、塗装仕上げと同様に褪色やチョーキングが発生します。塗装してもアルミ製の扉は後で塗膜剥離の可能性が残り、あまりお勧めできません。
そこでお勧めなのが硬質塩ビシート貼り工法です。シートのデザインは豊富にあってその建物の色彩や質感に有った選択が可能で、美観・高級感の向上と共にキズも付きにくく耐久性も有ります。表面のみ貼る場合には扉を開けて施工する必要はなく、入居者様不在でも施工は可能です。施工時間も短くて塗装と比べて工期は大幅に短縮されます。
なお、表面に複雑なモールなどが付いていると施工は困難です。また、紫外線による劣化が少ない「屋外型」を選択するのがポイントです。
今回は、共用廊下の長尺塩ビシート貼りも同時に行い、外壁・軒天も塗り替えて明るくなり、イメージは一新されて美観の向上と高級感が得られました。

施工前

ペーパー掛け

プライマー塗布

硬質塩ビシート貼り

コテ抑え

ドアノブの切れ込み

硬質塩ビシート貼り

シート端部カット

施工完了

施工完了

施工前

施工完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
築20年を過ぎた位の住宅塗り替えの場合、塗膜の劣化や汚れの付着・藻やカビの発生以外に、いろんな不具合ヶ所が見られるようになります。
もっとも過酷な状況にある屋根などはその頻度は高くなり、単なる塗替えでは対応できずに部材の交換が必要になることも有ります。また、場合によっては塗装での対応では難しく、例えば錆びてトタン板が薄くなった屋根の全面貼り替えまたは被せ工法が必要になるケースもありました。
同じく、古いスレート屋根の場合、メーカーの生産中止で凍害で破損した部材の調達が出来ず、やむなく全面ガルバリューウム鋼板横葺きへの変更を余儀なくされたケースもありました。つまり、お客様が分からないうちに部材の劣化がどんどん進んでしまい、結果的に高額な補修工事になってしまう事はあります。
ただし、外壁などはお客様でもある程度見ただけで状況は掴めますが、屋根まで上って確認することは容易なことではありません。また、コロニアル屋根などはトタン屋根と違って劣化の症状は分かりにくく、塗替えをするときになって初めて事態が明らかになる事も多いと思います。
お客様には適切な時期での塗替え・補修をお願いしたいと思います。
今回の屋根・外壁の塗替えに伴う補修項目の例
①セメント瓦のひび割れ

②瓦止め釘の浮き

③TVアンテナ支柱・馬・ケーブルの劣化

④外壁出隅貼り合わせヶ所のひび割れ

⑤外壁のひび割れ
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