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外壁塗装仙台明和現場ブログ

㈱明和 仙台市宮城野区原町3-5-28 創業57年 経験豊富で多くの施工実績を持った熟練の職人がどんな塗り替えにも対応いたします。住宅・アパートなどの屋根、外壁塗装・塗り替えに関する情報提供を目的に開設しています。

外壁サイディング板目地シールの劣化 2015.06.18

外壁サイディングのいた目地シールは後打ちでリ露出しているため紫外線の劣化が進行しやすい。メーカーサイドでは耐久性は8年程度とも言われ、現在主流のシリコン樹脂塗料などと比べても短い。

しかし、今回施工させていただいた建物は築8年でシール材の剥離と硬化が生じ、雨水が進入するため施主様が屋根・外壁の塗替えと共に板目地・サッシ廻りシールの全面撤去打替えを決断されました。

通常、築8年程度であればチョーキングや硬化等はよく見られますが、これほどの劣化状況は余り見られません。調査のためカッターを入れて撤去したシーリング材を確認した所、サイディング用ではない高モジュラスタイプのシーリング材が使われたことに原因があると判明しました。

サイディングは挙動がある部位の為低モジュラスタイプが使用されるべきで、引っ張った時の復元力の大きい高モジュラスタイプは適していません。地震などの挙動があった場合、低モジュラスタイプであれば引っ張られても復元力は小さく剥離は避けられます。

今回の打替えにはサイディング用の低モジュラス変性シリコンを使用しました。

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施工前

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施工前

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撤去したシール材

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シール撤去

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プライマー塗布

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シール充填

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ヘラ押え

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施工完了

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窯業系外壁パネル補修&シール打ち替え 外壁塗装 仙台 2014.03.08

震災による損傷が残ったままの住宅の塗り替えですが、窯業系の外壁パネルの浮き・ひび割れ・欠損が多数見られます。地震による挙動の為シーリング材が破断して内部が露出し、外装パネルの釘が浮いて隙間が生じています。

このままの状態だとパネルの切断面に雨水が侵入し、水を含んでパネルが脆くなったり凍害を起こして破壊されることが有ります。特に、地震時にシーリング材がパネルを引張り、欠損を生じているのが特有の症状です。

更に内部に雨水が侵入すると防水シートの損傷部を通して木部に至り、最悪の場合は腐食することも有るので放置はできません。対策としては板の縦目地シールの打ち替えと共に、ひび割れや欠損部を適切に補修する必要があります。

欠損やひび割れ補修の場合、安易にシーリング材で補修すると内部に含まれた可塑剤が塗膜の表面ににじみ出てしまい、ミミズ腫れの様な跡が残って美観を損ないます。

補修はまず浮いたパネルの釘をネジが切られたボード専用釘で打替え、欠損・ひび割れ補修を行なった後、板目地のシール打ち替えを行います。

今回、欠損補修に使用した材料はエポキシモルタルですが、硬化すると硬くて耐久性が有りブリード(にじみ)が生じないのが特徴です。補修後、表面をダスター刷毛でぼかすとある程度パターンも戻り、塗装仕上げ後でもあまり補修箇所は目立ちません。(マンション震災復旧工事などで行われている工法です)

打替えは最後に塗装仕上げするのでウレタン樹脂シール材でも構いませんが、ややグレードの高い変性シリコンで打替えを行いました。変性シリコンは表面に塗料が載って耐久性があります。

なお、市販の透明なシリコンシーリングで補修されているケースを良く目にしますが、塗装の際には塗料が載らないばかりか必ずブリードを起こしてしまう為お勧めしません。その上、接着力が強くて剥がすのが大変で塗装屋さん泣かせのシロモノなのです。


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窯業系サイディング マンション外壁塗装&シール打替え 仙台 2013.06.01

日頃お付き合いの有る管理会社様のご紹介より、分譲マンションの外壁塗り替え工事を施工させて頂きましたが、約2ヶ月間を要して完了の運びとなりました。2階建て2棟・13世帯の管理組合様です。

この物件は窯業系サイディング張りの住宅ですが、仙台では珍しい木造の分譲マンションです。築後20年を経過しているためにサイディングの表面は褪色してチョーキングが進み、一部の北面の外壁は凍害による劣化も見られる状況でした。

今回、特に問題となったのはサイディングの目地シールとサッシ廻りのシールの劣化で、シールの硬化が進んだ事と地震による挙動により剥離・ひび割れが生じ、建物全体の防水性の低下が危惧されていました。挙動による動きはシール材の破壊にも思える位の損傷で、一部はサイディングボードが横にずれた状況で、今回は全面的な撤去・打替えが行われました。

窯業系サイディング張りの場合、シールが後打ちのために露出する事になり、塗膜が被った吹付けタイル面のシール材と比べると劣化は早く、比較的耐久性の有る変成シリコンでも10年程度と考えられています。紫外線が直接当たる事により含まれる可塑剤が飛んでしまい、シール材の硬が硬化して弾力性を失い、大切な建物の保護機能は失われてしまいます。

外壁の内部には防水シートが有るので室内に漏水することは少なくとも、防水性の失われたサイディングの切断面から雨水が侵入し、水を含んでボロボロに劣化してしまって最後には張替えが必要になります。サッシ廻りのシールも同様で、放置すると室内への漏水に繋がるだけに全面的な撤去・打替えを成りました。


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施工前

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施工前


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施工前 排水ドレンが詰まってプールのような状況でした。

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施工前

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施工前

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施工前

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施工完了 (トップコート塗布)

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施工完了

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施工完了

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施工完了

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施工完了

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