HPよりご成約を頂いた施主様の塗替えが完了し、最終的な検査を実施して引き渡しを完了しました。今回のお家は大手住宅メーカーさんの施工で、破風・鼻隠し・化粧帯などは硬質塩ビシート貼りの仕様となっています。
その何れも木目模様がプリントされており、スタッコ吹き付けの外壁仕上げで和風のイメージを守っています。しかし、この硬質塩ビシート貼りを塗替えてしまうと、この風合いを無くしてしまいます。
今回は、耐候性のあるシリコン系クリアー塗料2回塗り仕上げとしましたが、木目がきれいに蘇り、しかも光沢が出てきて結果は良好でした。通常、塩ビ系の面に弱溶剤系の塗料を塗る場合、専用のプライマーを塗らないとベトついてぬれません。
しかし、築15年もすると原因となる可塑剤(塩化ビニールに柔らかさやたわみ性を与える化学物質)は拡散してしまい、専用プライマーなしでも塗装が可能になります。なお、クリアー塗料を塗る場合には紫外線による黄ばみを防ぐ耐光性のある物を使用します。また、プライマーも同様です。
また、施主様からの追加オーダーを頂いた風除室の制作が完了し、2日間の取付け作業を終了しました。アルミサッシは現場で寸法とりした製作物で、t=5.0mmの透明ガラス仕様となっています。今回はオプションでガラス製で開閉式の換気口を取り付けました。
01 破風・鼻隠し

02 外壁の化粧帯

03 玄関風除室取付け

04 開閉式換気口の取付け

05 施工完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
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北面のコロニアル屋根の中塗り・上塗りを残し、1F 2Fの中塗りにさしかかった頃に破風・竪樋・軒樋・見切り板の塗装に取り掛かります。
最近の軒樋・竪樋は殆どが塩ビ製で耐久性も有りますが、やはり紫外線の影響を受けると表面が退色して白くなり、年数を経ると割れやすくなって劣化が進行します。一般的には弱溶剤系のウレタン樹脂塗料を塗布し、美観の向上と共に耐久性の向上を図ります。全体をペーパー掛けして塗料の付着を向上させ、ウレタン樹脂2回塗りで仕上げます。
軒樋を塗装する場合にはどうしても破風・鼻隠しに塗料が付着し易く、出来れば施主様には同系色を選んで頂く様お願いをしています。
破風板は木製と異なり樹脂製の為に塗膜の剥れは見られず、ペーパー掛けを行って刷毛でウレタン樹脂塗料を2回塗ります。見切り板の上端は細い鉄板で出来ており、エポキシ錆止めを入れた後にアクセント色の黒いウレタン樹脂塗料を塗ります。
この作業が終了する頃に外壁の上塗りに取り掛かり、工事は最終段階に進んで行きます。
ペーパー掛け

見切り板 中塗り

出窓小屋根 中塗り

破風 下塗り
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