足場の架設作業が終了すると、まず最初の作業が高圧洗浄です。
最も注意が必要な事は隣家への飛散対策ですが、しっかりとネット養生を行ってから屋根・破風板・軒天・外壁の順に作業を進めて行きます。
この時期になると気温も上がってトタン屋根の乾きも早く、好天の日なら午後からケレン作業を行って錆止め作業に入る事も可能になります。トタン屋根は殆ど錆は見られず比較的良好な状態ですが、デッキブラシとマジックロンを使って全体をこすり、塗料の密着を良好にする為下地を調整します。
錆止めは横葺きトタンの下端を丹念に刷毛塗りし、全体をローラーで仕上げて完了します。中塗り・上塗りはシリコン樹脂塗料を2回塗りで仕上げます。もちろん、雪止めもしっかり錆止めを行って仕上げ塗りを行います。
この時期になると日照時間も長くなって乾きも早く、塗装の障害となる朝夕の結露の問題も少なくなります。住宅塗替えの時期としては最も恵まれた時期といえます。
錆止め

中塗り01

中塗り02

上塗り01

上塗り02

トタン屋根施工完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
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屋根の錆止めは長尺横葺きトタンの下端・唐草を刷毛でタッチアップを行い、その後ローラーで全面を塗って行きます。最近はやや低温続きの日々ですが、ようやく太陽が照ってきて屋根の塗装には好条件となってきました。
中塗り材と上塗り材は同じ弱溶剤系のシリコン樹脂塗料ですが、今回は中塗りと上塗りで色を分け、お客様にも判りやすい様塗り進めて行きます。特に刷毛塗りの工程では横葺き屋根の重ね合わせ箇所を丹念に塗り込みます。
この時問題となるのが屋根足場のベースで、下塗り・中塗り・上塗りのつど上げ下げを行い、塗り残しの無い様工程共仕様書通りに塗り進めます。最後の上塗りの際には足場解体時のタッチアップが必要になります。
最後は軒樋・竪樋をウレタン樹脂塗料で2回塗りを行い全体の作業は終了します。
錆止め完了

中塗り

上塗り01

上塗り完了01

上塗り完了02
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【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
仙台周辺ではログハウスの有るところは積雪地の別荘等事が多く、オーナーさんは雪による屋根塗膜の劣化・錆等に無関心ではいられません。屋根に積もった雪はやがて氷となって落下し、トタン横葺き屋根の塗膜を痛め易くなります。
日本海側の積雪地帯ではトタン屋根が殆どですが、5年毎の塗替えは常識の様で、屋根が錆びると雪が滑り落ちなくて雪降ろしにも支障をきたします。その為、屋根専門の塗装屋さんが定期的に訪問し、固定客を掴んで営業されている様です。ちなみに、積雪地帯ではコロニアル屋根は殆ど存在しません。
まず、マジックロン(硬質の樹脂製タワシの様な物)で錆や浮いた塗膜を全面除去し、高圧洗浄で付着した汚れや苔などをきれいに落として行きます。実はこの工程が非常に大切で、丁寧に行わないと後の塗膜剥れや錆の発生につながります。
晴れた日ならばトトタン屋根はすぐ乾いてしまうので錆止め塗装に取り掛かります。現在の主流は一液性のエポキシ錆止め塗料で、防錆性能が高い事と塗装職人にとって乾きが早い事が大きな利点です。
最初は横葺き屋根の下端を刷毛でタッチアップ(部分塗装)を行い、再度ローラーで全面を仕上げて行きます。今回は腐食などは見られませんでしたが、耐久性向上の為、各工程でタッチアップ+全面塗りとしました。
ケレン作業(マジックロン)

高圧洗浄

錆止め01

錆止め02
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