昨年の春に屋上防水改修工事をさせて頂いたお客様から依頼があり、今度はアパート内部の部屋を塗り替えて欲しい旨の電話が有りました。この時期は入退室の多い時期ですが、オーナーさんは築25年位のアパート・マンションでは退室するとその後中々新規のお客様が入らないのが悩みの様です。
今回は既に契約が済んでいてクロスの貼り替えも終了し、後は室内のクリーニングと塗装が残っている状況でした。クロスも貼り替え無しで専用塗料を使えば塗替えは可能ですが、塗装箇所は玄関スチール扉・和室木枠・窓サッシ木枠・浴室木枠・巾木・浴室の天井と壁などです。クロス貼り終了後の塗装となると汚さない様に神経を使います。
木枠は日焼けしていて汚れが目立ち、ペーパー掛けを行っ木材着色剤のてステインで仕上げます。
内装木部では木材の風合いを生かした美観の追求で透明仕上げ・木地仕上げとされますが、外装・外部木部では日光による紫外線と雨水による水分への対策が必要です。
耐侯性に重きを置く場合はペンキのような不透明仕上げとなる塗料での仕様が勝りますが、透明仕上げを施した木材の持つ独特の味わいは捨てがたい魅力と言えるでしょう。
ユニットバスは鉄板にビニールコーティングされている為、そのまま弱溶剤系のウレタン樹脂塗料は塗れません。そのまま塗ってしまうと特有のベトベトした状態になるので、専用のプライマーを塗布してから2回塗りで仕上げます。塗装の直後にはどうしても臭いが残る為、部屋は空き室の為数日間は窓を開放しておきます。
玄関スチール扉は両面と枠を塗りましたが、十分乾燥しないまま閉めてしまって枠のゴムに塗料が付着し、扉が張り付いて開閉不良となってしまいました。ゴムに付いた塗料をシンナーで落とせば問題は有りませんでした。
和室木枠のステイン着色塗装

ユニットバス天井・壁の塗装完了

玄関スチール扉(両面)・枠の塗装完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
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屋根の錆止めは長尺横葺きトタンの下端・唐草を刷毛でタッチアップを行い、その後ローラーで全面を塗って行きます。最近はやや低温続きの日々ですが、ようやく太陽が照ってきて屋根の塗装には好条件となってきました。
中塗り材と上塗り材は同じ弱溶剤系のシリコン樹脂塗料ですが、今回は中塗りと上塗りで色を分け、お客様にも判りやすい様塗り進めて行きます。特に刷毛塗りの工程では横葺き屋根の重ね合わせ箇所を丹念に塗り込みます。
この時問題となるのが屋根足場のベースで、下塗り・中塗り・上塗りのつど上げ下げを行い、塗り残しの無い様工程共仕様書通りに塗り進めます。最後の上塗りの際には足場解体時のタッチアップが必要になります。
最後は軒樋・竪樋をウレタン樹脂塗料で2回塗りを行い全体の作業は終了します。
錆止め完了

中塗り

上塗り01

上塗り完了01

上塗り完了02
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仙台周辺ではログハウスの有るところは積雪地の別荘等事が多く、オーナーさんは雪による屋根塗膜の劣化・錆等に無関心ではいられません。屋根に積もった雪はやがて氷となって落下し、トタン横葺き屋根の塗膜を痛め易くなります。
日本海側の積雪地帯ではトタン屋根が殆どですが、5年毎の塗替えは常識の様で、屋根が錆びると雪が滑り落ちなくて雪降ろしにも支障をきたします。その為、屋根専門の塗装屋さんが定期的に訪問し、固定客を掴んで営業されている様です。ちなみに、積雪地帯ではコロニアル屋根は殆ど存在しません。
まず、マジックロン(硬質の樹脂製タワシの様な物)で錆や浮いた塗膜を全面除去し、高圧洗浄で付着した汚れや苔などをきれいに落として行きます。実はこの工程が非常に大切で、丁寧に行わないと後の塗膜剥れや錆の発生につながります。
晴れた日ならばトトタン屋根はすぐ乾いてしまうので錆止め塗装に取り掛かります。現在の主流は一液性のエポキシ錆止め塗料で、防錆性能が高い事と塗装職人にとって乾きが早い事が大きな利点です。
最初は横葺き屋根の下端を刷毛でタッチアップ(部分塗装)を行い、再度ローラーで全面を仕上げて行きます。今回は腐食などは見られませんでしたが、耐久性向上の為、各工程でタッチアップ+全面塗りとしました。
ケレン作業(マジックロン)

高圧洗浄

錆止め01

錆止め02
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なぜか春になるとお申し込みの有るのがログハウス屋根の塗替えです。昨年の同じ時期にはコロニアル屋根の塗替えでしたが、今回は築後10年、塗替え2回目のトタン屋根の塗替え工事です。
お客様は3年前に塗替えをされたのですが、横葺き屋根の下端から錆が出て塗替えを希望されていましたが、今までお付き合いの有った工務店さんは今は廃業してしまい、今回はHPを見てお申し込みを頂きました。これは最近良く有るパターンです。
ログハウスの屋根は殆どが急勾配の為屋根足場が必要ですが、今回は両妻側2面に足場を架設して長手方向の破風側には布板(足場板)を設置しました。急勾配の屋根の塗替えの場合には屋根足場のパイプ間隔も短く取り、安全性と作業性を重視して架けて行きます。
幸いこのログハウスは大崎市のある別荘地内に有り、近隣の建物は離れているので飛散の心配がまず有りません。3月を過ぎると気温が上昇して日照時間も長くなり、屋根の塗替えでも申し分の無い時期といえます。
屋根足場の架設01

屋根足場の架設02

横葺きトタンの錆
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3月の後半に一時雪も降って低温が続きましたが、その後は気温も上がって工事は順調に進み、ようやく施工完了の日を迎えました。
前日の社内検査とダメ直しの後、施主様の休日の日に竣工検査をお願いします。ご指摘のポイントは小屋根(トタン)のウレタン上塗りの仕上げ不良でしたが、施工終了後に結露した可能性があり、もう一度全面ペーパー掛けを行い、再度上塗りを行って仕上げます。
塗替えした塩ビ製の竪樋が足場のパイプに接触して傷が残り、外壁の塩ビ製電気配管の塗料にもダレが残り、もう一度手直しを行ってから上塗りを完了します。
最終的な施主様の確認を頂いた後全ての足場解体に着手します。足場の解体を行う際には屋根足場のジャッキベース跡のタッチアップを行い、全ての足場材を解体して現場周りを片付け・清掃を行います。
屋根 施工完了01

屋根 施工完了

外壁 施工完了01

外壁 施工完了02

全体 施工完了
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