HPより調査・診断のお申し込みを頂き、診断報告書と見積りを提出したお客様よりご成約を頂き、本日、足場の架設に取り掛かりました。
大変に暑い日々が続き、住宅塗替えにはお住いの皆様にご負担をおかけする時期ですが、幸い現在お留守の住宅塗替えの為工事に着手しました。
今回の建物は築12年目のツーバイフォー住宅ですが、屋根は洋瓦風のセメント瓦の屋根です。一見するとモニエル瓦(粘土を用いて焼成したもので洋瓦とも呼ばれている)似ていますが、セメント瓦はモルタルを型に入れて成型した瓦で異なります。
両者の違いは瓦の小口(瓦の下端)にあって、モニエル瓦は切り口がギザギザになっていますが、セメント瓦は平らになっています。
セメント瓦の場合は塗装が摩耗してくると砂特有のざらつき感や苔が生え易くなります。従って高圧洗浄機やブラシを使用して汚れや苔を洗い流し、表面のスリラー層を完全に取り除く事が下地処理のポイントです。
①仮設足場工事 01

②仮設足場工事 02

③セメント瓦屋根 01

④セメント瓦屋根 02
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
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この前に竣工させて頂いた建物の外壁は窯業系のサイディング張り仕様でしたが、施主様のご要望もあり、張り合わせの縦目地と軒天部の取合も含め、サッシ窓木枠廻りのシールも全面的に打ち替えを行いました。
窯業系(セメント系)サイディングの外壁塗り替えでは,塗装前の処置として,コーキング(シーリング)の補修が必須です。特に、張り合わせ目地の部分は部材の乾燥・収縮やサイディングの反りなどにより、常に動きが生じる為にやわらかいゴム状のシール材が打たれています。
しかし、築後7年ほど経過するとシールは硬化が始まって弾性力を失い、12年目の外壁塗替えの時期にはシールが痩せて部材との間に隙間ができたり、表面のチョーキングの発生と共にひび割れが生じ易くなります。場合によっては破断や剥離に発展するケースも有ります。
特に、サイディングに打たれたシール材は塗装面で保護されておらず、常にに紫外線の影響を受けやすく劣化がし易いのです。従って、築10~12年の第1回目の塗替え時はほぼ例外なく不具合ヶ所が発生し、何らかの対策を行う必要があります。
劣化の症状は様々ですので補修方法は状況によりますが、シールの「打替え」又は「増し打ち」の何れかかの方法になります。場合によっては劣化ヶ所のみの補修となる事もありますが、劣化の程度と施主様のご予算の範囲によって決定されます。
基本的に雨掛りヶ所シールの耐用年数は8~10年程度と見られており、塗替え塗膜の耐用年数(8~20年)より短い点に注意する必要があります。例えば「増し打ち」で補修した場合、次の塗替え時期まで機能を維持する事は難しく、再び隙間が出来たりひび割れや剥離が生じたりする可能性は残ります。
従って、動きの少ないサッシ廻りや軒天との取合は別にしても、サイディングの場合お客様にはできる限り張り合わせの縦目地だけでも打替えをお勧めしています。
① サイディング壁張り合わせ縦目地 施工前 (硬化の為痩せて隙間が生じています)

② 既存シールの撤去 (両側にカッターを入れて撤去します)

③ プライマーの塗布 (密着力の向上の為)

④ 変性シリコン打ち込み

⑤ ヘラ押さえを行って表面を整える

⑥ 打ち込み後すぐにテープ「を撤去。塗装仕上げを行って施工完了。
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先日、HPより住宅塗替えの見積りのお申し込みを頂き、屋根に上がってコロニアル屋根の調査をさせて頂きました。
築後役20年経っている事もあり、現状のコロニアル(スレート瓦)の屋根は塗替え時期(大体8年~10年位が一般的)を過ぎている状況でした。全体的な色落ちや塗膜剝れが進行し、西・北の屋根にはコケが生えてきています。
ただ、コケの繁殖や塗料の風化により瓦の素地が表れても、直接「雨漏りの原因」にはなり難いと考えられます。
しかし
、「塗膜の防水・撥水効果」が弱まることで
、「瓦の反り」などの現象が起こり、二次的に「雨漏りの原因」になることがあります。その為には
高圧洗浄にてコケなどをきちんと洗い落とし、弱った下地の保護と密着力強化作用のあるプライママーを塗り、その上に
弱溶剤系のコロニアル専用の高耐候性のある塗料を塗る必要があります。
そこで
【防水・撥水効果】が得られ、今後のスレート瓦痛みを抑えて耐久性を伸ばす事ができます。
① コケ・藻の発生したコロニアル屋根

② 藻の発生

③ 塗膜の色落ち・剝れ

④ コケの発生
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