3月頃になるようやく好天が訪れるようになり、ようやく塗替えのシーズンが始まります。
ただ、最近お問い合わせが有るのが漏水問題で、昨日もOBのお客様からの紹介であるアパートのオーナーさんを訪れました。
問題の建物は築40年以上経過する古いRC造りのアパートですが、2年前に全面的なウレタン塗膜防水工事を実施したのにかかわらず、3F 2Fへの漏水が止まりません。
屋上を拝見したところ、確かに防水工事自体には問題ないと思われますが、漏水の原因は古びた手摺の支柱取合いに原因が有る様に思われました。支柱根廻りに打たれたシール材が劣化し、口が開いて雨水の侵入を許しているようです。
また、腐食した手摺には所々穴が空いており、内部を伝って漏水に至ることが考えられます。対応策としてシール処理が有りますが、再び漏水が発生することは明らかで根本的な解決にはなりません。
案として、既存の手摺を全て撤去してしまい、基礎をウレタン塗膜防水して止める方法が有ります。しかし、手摺を新規に取り付けるとなるとそれなりの費用が掛かります。
屋上からの漏水のケースは原因の特定が難しく、この他外壁側からの可能性もありますので、ひび割れ箇所・外壁&サッシ廻りシールを疑う事ももちろんです。
01 屋上防水 (ウレタン塗膜防水)

02 手摺支柱腐食と取合いシールの劣化

関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
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