しかも、塗膜の劣化が進行するとともに屋根材も脆くなって強度が低下し、人が載っただけでも簡単に割れてしまう事があります。この状況では塗り替えたとしても耐用年数は短く、屋根のリフォーム工事をご提案させて頂いています。
屋根のリフォームにはいくつかの工法が有りますが、古い屋根を全面撤去して新規の屋根材張り替え、耐震性を向上させるリニューアル工法と、古い屋根材を剥がさず、その上に新しい屋根を被せるカバー工法などが有ります。
屋根のカバー工法とは既存のコロニアル屋根を撤去せず、古くなった役物(軒先水切り)を撤去し、ゴムアスファルトの防水シートをコロニアルに打ち付けて貼り、その上から長尺物の屋根材を下から葺いて行く工法です。屋根の谷間の樋も同様にして板金を貼り込み、棟押さえ板金を剥がして棟木も交換し、長手・妻側の庇を板金で包み込んで仕上げます。
この工法のメリットとして、既存のコロニアルの撤去・処分が殆ど無く、上からの被せ工法により高い防水性と耐久性が得られる事に有ります。特に、アスベストを含んだ旧タイプのコロニアルの撤去がなく、屋根の葺き替え工法と比べ騒音や粉塵の飛散もなく、撤去作業や処分などの経費の削減と工期の大幅短縮が図れます。
カバー工法に使われる屋根材のガルバリュウム鋼板は錆が発生し難く、塗膜の耐用年数も15年以上と言われますので屋根材としての耐用年数は20年以上と思われます。従って、屋根材に問題がなければ20年間塗装する必要が有りません。
デメリットとしては、上から被せるので下地がそのままになってしまう事と、屋根が重くなってしまうのでやや耐震性が不利になります。
なお、このカバー工法はトタン屋根(瓦棒屋根を含む)やアスファルトシングル屋根にも施工可能ですが、瓦・セメント瓦・波板スレート屋根には施工できません。


















関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
スポンサーサイト