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外壁塗装仙台明和現場ブログ

㈱明和 仙台市宮城野区原町3-5-28 創業57年 経験豊富で多くの施工実績を持った熟練の職人がどんな塗り替えにも対応いたします。住宅・アパートなどの屋根、外壁塗装・塗り替えに関する情報提供を目的に開設しています。

コロニアル屋根 カバー工法 2014.11.29

屋根の塗装工事の場合、実際に足場をかけて屋根に上がってみると痛みが激しく、塗替えでは対処できないというケースが時々有ります。特に、コロニアル屋根の場合は屋根勾配が少ないと水はけが不十分のため、乾燥し難く劣化が進行しやすくなります。

また、立地条件によって樹木が隣接して日のあたりが悪かったり、風通しが悪い向きとかの環境にも左右され、特に北面は苔などの繁殖を伴って劣化が進みやすい状況です。仙台の郊外の住宅地の場合には特に積雪量も多いため、北側には雪がいつまでも残って更に傷みやすくなります。

また、コロニアルの下の防水シートの防水性能が低下すると雨水が野地板に浸透するようになり、軒天や室内への漏水の原因となります。こうなると部分的な補修での対応は困難となり、屋根全体の改修工事が必要になります。

屋根の改修にはコロニアルやトタンを撤去する葺き替え工法と、屋根材はそのまま残して上から防水シートを重ね貼りし、ガルバリュウム鋼板等を被せる「カバー工法」が有ります。葺き替えの場合には撤去費用と処分費が加わるため高額になり、一般的にはカバー工法が多く採用されています。

カバー工法の利点は費用が易くて工期も短く、軒樋・竪樋の交換を含んでも5日位で工事は完了します。既存の防水シートと屋根材に被せるため防水性は高くなります。但し、耐久性は葺き替えのほうが有ります。

コロニアル屋根のカバー工法で行う場合、既存の棟包みを残すのか無しにするかで費用も異なりますが、棟包みなしの場合には貼り合わせ箇所は釘を使用しないので掴み込みで張ります。美観的には棟付きのほうが良いと思いますが、棟木に釘で板金を留め付ける事がないので台風などにはむしろ強いとも言われています。

また、最近のガルバリュウム鋼板にはフッ素焼付け塗装がなされ遮熱使用になっている屋根材が主流です。
今回は、軒樋の勾配が取れていない為水が溜まり塩ビ製の樋も劣化が進み、竪樋・集水桝・軒樋全ての交換となりました。


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施工前

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施工前 特に北側の劣化が進んでいます。

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軒樋は勾配が下がって雨水がたまって流れません。

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棟押さえは木部も交換が必要です。

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高圧洗浄でよこれ・苔等を除去

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雪止めの撤去

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棟の撤去

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防水シートの張り込み

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錆び難いガルバリューム鋼板

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谷樋の張り込み

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下から上に張ってゆきます。

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軒先部完了

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軒樋・縦樋・集水桝を交換して施工完了

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施工完了

関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」

【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】


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