外壁サイディングのいた目地シールは後打ちでリ露出しているため紫外線の劣化が進行しやすい。メーカーサイドでは耐久性は8年程度とも言われ、現在主流のシリコン樹脂塗料などと比べても短い。
しかし、今回施工させていただいた建物は築8年でシール材の剥離と硬化が生じ、雨水が進入するため施主様が屋根・外壁の塗替えと共に板目地・サッシ廻りシールの全面撤去打替えを決断されました。
通常、築8年程度であればチョーキングや硬化等はよく見られますが、これほどの劣化状況は余り見られません。調査のためカッターを入れて撤去したシーリング材を確認した所、サイディング用ではない高モジュラスタイプのシーリング材が使われたことに原因があると判明しました。
サイディングは挙動がある部位の為低モジュラスタイプが使用されるべきで、引っ張った時の復元力の大きい高モジュラスタイプは適していません。地震などの挙動があった場合、低モジュラスタイプであれば引っ張られても復元力は小さく剥離は避けられます。
今回の打替えにはサイディング用の低モジュラス変性シリコンを使用しました。

施工前

施工前

撤去したシール材

シール撤去

プライマー塗布

シール充填

ヘラ押え

施工完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】
スポンサーサイト
築26年のコロニアル屋根の塗装ですが、足場を架設後再調査した結果塗膜の劣化の他、コロニアルの屋根材の劣化が著しい事が判明しました。更に、高圧洗浄の際には塗膜が剥離して母材が露出し、ヒビ割れや剥がれ、反りなどが各所に見れれました。
その為施主様と協議を行い、今回は塗装は困難の為カバー工法への変更をご提案しましたが、現在の借家のため空屋になり次第家を解体する予定の為、予定通り塗装仕上げとなりました、但し、母材自体が劣化してもろくなり、下地から剥がれたり簡単に割れれてしまう可能性は残ることを前提に工事に着手しました。
まず、高圧洗浄は時間を掛けて充分に脆弱な塗膜や藻・泥汚れ等を除去します。屋根の汚れは想像以上で軒樋は泥で埋まるほどの流出が有り、既存の塗膜は殆どが剥離して素地は露出しています。
2日間の充分な乾燥期間を開けた後、下塗りはエポキシ系の強化シーラーで浸透させて表面を保護しますが、1回目では吸い込みがが激しくて3回目でようやく止まり、鏡面は濡れ色になって下地は整いました。一部の剥がれたコロニアルを再接着したり、ヒビ割れ箇所にシール処理を行ないます。
次に、中塗り・上塗り共細部を丁寧に刷毛塗りで仕上げ、ローラーで全体を仕上げます。塗装の際にはコロニアルを割らないように細心の注意を払う必要があります。特に、足場の解体時には破損し易いため足場屋さんには念を押しておきます。

施工前

施行完了

施工前

施工前
<

施工前

高圧洗浄

棟押さえ板金錆止め完了

1回目 強化シーラー塗布

3回目 強化シーラー塗布

中塗り シリコン樹脂塗料

上塗り シリコン樹脂塗料

上塗り シリコン樹脂塗料

施行完了

軒天 下塗り

外壁 水性カチオン型シーラー (下塗り)

軒樋 ペーパー掛け

外壁 中塗り 水性シリコン樹脂塗料

雨戸 吹付け (3回目)

雨戸 吹付け完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】