コロニアルに若干の塗膜剥がれが見られる程度で、築15年を経過している割には反りや損傷は見られず比較的良好な状態です。しかし、両側にマンションが建った為日当たりや通風が良くない様で、屋根全般に渡って藻が発生しています。
高圧洗浄機で藻・堆積した粉塵などを丁寧に除去し、最後に流れて泥が溜まった軒樋を清掃します。その後、軒天・破風・外壁サイディング・バルコニー床の順に洗浄し6時間ほど掛けて作業は完了します。
翌日から養生作業と棟押さえ板金の錆止めを行い、2日後にコロニアル屋根が乾燥していることを確認した上で塗装に取り掛かります。今回は下塗り材にエポキシ樹脂系の(強溶剤系)強化シーラーを塗布し、劣化したコロニアルの表面を強化して下地を整えます。なお、過去に塗替えされている場合には既存の塗膜を傷めてしまう可能性があり、強溶剤系使用は出来ず弱溶剤系の浸透性シーラーなどを選択します。タスペーサーは下塗り完了後に挿入します。
仕上げ材はコロニアルの下端を弱溶剤系のシリコン樹脂塗料で丁寧に刷毛塗りし、次にローラーで全体を塗って中塗りを完了します。仕上げ材の塗り重ね時間は3時間以上(メーカー指定による)確保し、次に同じ要領で上塗り作業を行います。
4月頃には日照時間が長くて空気も乾燥しており、6月中旬ころまでには最も塗り替えに適した時期で、作業する者にとっても作業性が良く塗装品質の向上にもつながります。

屋根足場架設完了

高圧洗浄

雪止め ペーパー掛けの後錆止め塗布

棟押さえ板金のペーパー掛け

エポキシ錆止め塗布

強化シーラーを塗布

タスペーサーを挿入 10枚/㎡ 合計 1400ヶ所

コロニアル下端の刷毛入れ(中塗り)

ローラー塗り(中塗り)

コロニアル下端の刷毛入れ(上塗り)

ローラー塗り(上塗り)

上塗り完了

上塗り完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
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