オーナー様が借家にされている築42年の木造住宅ですが、今後ご自身でお住まいになる予定の為、屋根と外壁の大掛かりな外装リフォーム工事となりました。
当初は屋根も塗装仕様の予定でしたが、オーナー様は今後20年以上お住まいになる事を希望されていましたので、屋根はカバー工法を提案させて頂き、傷んだ南面ベランダの軒天部の張替えと破風板の板金巻きを提案させて頂きました。
当初は屋根も塗装仕様の予定でしたが、オーナー様は今後20年以上お住まいになる事を希望されていましたので、屋根はカバー工法を提案させて頂き、傷んだ南面ベランダの軒天部の張替えと破風板の板金巻きを提案させて頂きました。
カバー工法を施工するにあたっての注意点は予め野地板の不具合を確認する必要が有る事です。もし、傷んだまま施工した場合には野地板下垂木への取付けの強度不足で、強風の場合などは耐久性に問題が有る場合も有ります。コンパネなどを全面に貼って補強することも可能ですが、屋根の荷重が増す事にもなるので張替えを検討された方が良いでしょう。
最初に軒樋と竪樋を撤去した後ケラバ(軒先の先端部)を5.0cm程切断します。ガルバリュウム鋼板(t=0.35mm)を重ねた場合軒先が軒樋を飛び越えてしまうため切断します。防水の為アスファルトルーフィングを敷いた後定尺のガルバリュウム鋼板(t=3.5mm)を張り、キャップを被せてから吊り子と共に工具を使用して瓦棒全体を締めます。
破風板は耐久性向上のために板金包みとし、横風からの雨水を防ぐための為唐草(軒先の天端部)を取り付け、新規の塩ビ製軒樋を取り付けます。
1階屋根(下屋)の壁と屋根の取り合い部は特に漏水に繋がり易いため、既存の水切りは撤去した上でH=15.0cm程度外壁内側に差し込んで取り付けます。最後に軒樋に集水器を取り付けて竪樋を取り付けて完了します。
瓦棒屋根の発錆・退色・塗膜剥がれが進行しています。
軒先は特に腐食し易いため漏水に繋がります。部分復旧は困難です。
漏水に取る軒天部の塗膜剥がれ。
ケラバ(軒先の天端部)を5.0cm位カットして短くします。
ケラバ撤去完了状況。
既存の屋根にアスファルトルーフィングを敷いて行きます。
定尺のガルバリュウム鋼板(t=3.5mm)を敷き込みます。
キャップを取り付けて吊り子と共に締め固めます。
屋根全体の瓦棒を締め固めます。
木製の破風板を板金包みにして横風から雨水の侵入を防ぐための唐草を取り付けます。
唐草取付け完了。
塩ビ製の新規軒樋を取り付けます。
1階の屋根と外壁の取り合い部の水切り壁側にH=15.0cm程差し込んで新規水切りを取り付けます。
水切り取り付け完了
施工完了 2階屋根。
取付け完了 1階屋根。
【関連サイト】 仙台住宅塗替えドットコム
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