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外壁塗装仙台明和現場ブログ

㈱明和 仙台市宮城野区原町3-5-28 創業57年 経験豊富で多くの施工実績を持った熟練の職人がどんな塗り替えにも対応いたします。住宅・アパートなどの屋根、外壁塗装・塗り替えに関する情報提供を目的に開設しています。

バルコニー床 ウレタン塗膜防水 住宅塗り替え塗装仙台 2010.06.28

今回施工中のワンルーム賃貸マンションですが、工事も最終工程のバルコニー床の防水工事に取り掛かりました。

賃貸マンションの床面はモルタル金鏝仕上げ叉は塗り床になっている事が多く、いわゆる床面の防水処理は殆どされていません。大きな理由は建物建築費全体のコスト圧縮にあり、オーナー様の意向としてはより高い利回りを考えた場合、出来るだけ建築費用を抑えようとする為です。

新築当時はさほど問題は有りませんが、コンクリートの乾燥収縮によるひび割れは避けられず、10年もすると平場や排水溝・ドレン周りにひび割れが発生し易くなります。

また、コンクリート打放しの躯体とその上に塗られたモルタルに隙間が生じ、いわゆる「モルタル浮き」も同時に発生します。原因は躯体のコンクリートとモルタルの収縮係数の差によるもので、築後15年位になるとバルコニー全体に発生が見られます。

特に、ひび割れの場合には雨水が躯体内部に浸入し、コンクリートの中性化を促進して内部鉄筋の腐食による爆裂にいたり、場合によってはクラックがコンクリートを貫通して軒天に達し、雨水が浸入してエフロレッセンスの発生も見られ、建物美観を大きく損う原因となります。

賃貸のマンションなどではこのまま放置されているケースも多く、結果的には建物の資産価値を損う原因ともなっています。その為、床面のひび割れやモルタル浮きを補修して防水工事を行う事が必要ですが、工事を行うにあたっては足場を掛ける必要が有ります。

したがって単体でのバルコニー防水工事は室内側からの作業となり、入居様には大きなご負担をかける事にもなります。しかも工期は長くコスト的に割高となってしまい、殆どの場合外壁改修工事や屋上防水工事など、全体を含めた改修工事の際に実施されています。

防水工事はひび割れやモルタル浮きの下地補修工事が必須ですが、一般的な工法としてはウレタン塗膜防水工法が有ります。その他に長尺塩ビ防滑シート張り工法や、FRP工法なども有りますが、コスト的な面や作業性の良さから主流になっています。ウレタン塗膜防水は平場・排水溝・巾木・ドレン廻りに施工します。

なお、床は雨や積雪で大変滑り易い為、最後の工程のトップコート仕上げの前に細かいチップを蒔き、防滑仕様にして仕上げます。

① 施工前 上げ裏の漏水状況の例
01上げ裏 施工前

② 床の下地調整(ケレンして既存塗膜などを除去・平滑にします。)
01ケレン

③ プライマー塗布
04プライマー塗布

④ 排水溝周りに補強の為メッシュシートを敷き込みます。(ウレタンの亀裂防止)
05メッシュ補強

⑤ ウレタン鏝仕上げ 1回目
ウレタン塗布 2回目

⑥ ウレタン鏝仕上げ 2回目
06ウレタン1回目

⑦ 細かいゴムチップなどを蒔いてトップコート塗布(防滑仕上げ)
07トップコート

⑧ 施工完了
⑨ 施工完了

関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】


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