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外壁塗装仙台明和現場ブログ

㈱明和 仙台市宮城野区原町3-5-28 創業57年 経験豊富で多くの施工実績を持った熟練の職人がどんな塗り替えにも対応いたします。住宅・アパートなどの屋根、外壁塗装・塗り替えに関する情報提供を目的に開設しています。

セメント瓦屋根塗装02 仙台住宅塗替え仙台 2010.08.20 

今回施工が完了した建物の屋根はセメント瓦ですが、通常のコロニアル屋根とは異なり特別な配慮が必要です。特にコロニアル屋根などとは異なって下地処理の工程が重要で、塗材も今回はセメント瓦専用の塗料を使用しました。

セメント瓦とはモルタルを型に入れて成型した瓦で、表面に顔料を混入したものや全体を着色したもの、ビニール塗料を塗布したものなどがあります。今回の屋根は「モニエル瓦」風のセメント瓦です。

セメント瓦もコロニアル屋根と同様に、年数が経過すると表層が剥離・摩耗してセメントの成分が取れ、その本体の防水性能は低下してゆきます。その為瓦を形成する密度が薄くなり、セメント瓦が水を吸収しないように塗装する必要があります。

今回のセメント瓦は一部の表層が劣化している状況でしたが、塗膜の密着を確実にする為に高圧洗浄機(150~200kgf)でゴミや埃・苔・藻などを除去します。その後ブラシやカップワイヤー(電動工具)で確実に落としますが、凹凸のある瓦はかなりの手間と時間を要する作業となります。

下塗り剤(シーラー)はセメント瓦専用のものを使いますが、ポイントは劣化した瓦を被覆するに十分な量を塗布し、ヌレ感が出るまで塗りこみます(今回は2回塗り)。更にカチオン系の厚膜型エポキシ樹脂を塗布して仕上げます。下塗り剤には指定された塗料を使わないと密着が悪く、塗膜がめくれたりするので注意が必要です。

上塗材は今回溶剤系の専用ウレタン樹脂塗料を2回塗布しましたが、セメント瓦はその形状からローラーを用いるのは困難で、殆どは刷毛を用いて塗装する事になります。

なお、今回は瓦の破損が3ヶ所見られましたが、瓦屋根材商社から急遽部材を取り寄せ交換しました。なお、すでにセメント瓦メーカーでも在庫はなく、たまたまこの商社で在庫があった為調達が出来ました。

施工が完了して竣工検査が無事終了しましたが、大変お褒めのお言葉を頂いた事に苦労も吹き飛び、職人共々大変感謝申し上げます。


① 施工前
00施工前

② 高圧洗浄
00 高圧洗浄

③ ケレン作業
00 ケレン作業

③ セメント瓦要専用シーラー01塗布 2回
04シーラー2回目

④ 専用シーラー02(カチオン系)塗布
05Eガード

⑤ ウレタントップ塗布 1回 (溶剤系)
ウレタントップ 1回目

⑤ ウレタントップ塗布 2回 (溶剤系)
ウレタントップ 2回目

⑥ 施工完了01
03施工完了

⑥ 施工完了02
07上塗り2回目

⑦ 施工完了03
04施工完了

⑧ 施工完了04
05施工完了

関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
【地元仙台の気候風土・諸事情に適合し、経験豊富で多くの施工実績を持った職人がどんな塗り替えにも対応いたします】


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