外壁は1Fは通常のリシン吹付け面ですが、2回はサイディング横貼りの同じリシン吹付け仕上げとなっています。
このリシン面は目が粗く汚れが付着し易い状況ですが、外壁自体には目立ったクラックなどは見られず、良く見られる出隅部分のひび割れは皆無で劣化は少ない状況です。2ヶ所ほどは外壁補修用のコークボンドで処置し、仕様通りに微弾性フィーラーで下塗りを行います。
現状ではシーラーで吸い込みを押えて密着を強化すれば十分とも思われますが、今後の微細なクラックへの対処と仕上がり感の向上の為微弾性フィーラー塗布を行います。ちなみに、白い微弾性フィーラーを塗布してからシリコン樹脂で仕上げた方が色・艶もで易く、塗膜の耐久性も向上する様です。
ただし、ここで注意を要する事は下塗り材の希釈の問題で、必要以上に希釈すると薄塗りになって微弾性フィーラー自体の塗膜圧と弾性力が失われ、微細なクラックへの追従と防水性は低下して行きます。作業性を優先する余りにこれを無視した場合、いわゆる手抜き工事に通じる事になりかねません。
下塗りが終了して乾けばシシリコン樹脂塗料の中塗りに入り、刷毛とローラーを使って仕上げて行きます。特に目の粗いリシン面は塗料を多めに消費する傾向に有り、通常より20%ほど多いような感触でした。
1階と2階は中塗り・上塗りとも色分けがされており、2階から1階、南面・東面から西面・北面へと塗って行きます。
微弾性フィーラー塗布01

中塗り(シリコン樹脂塗料)

上塗り 1回目 (シリコン樹脂塗料)

上塗り 2回目完了 (シリコン樹脂塗料)

関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
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