築後12年ほどの木造の戸建て住宅ですが、床面と排水溝・巾木はウレタン塗膜防水になっています。しかし、排水溝の出隅部分の塗膜は完全に切れて防水機能を失い、その下地の防水ベニアも水が廻って腐食しています。
漏水の原因は他にも有り、防水層の立ち上げの箇所のシールがなかったり、手摺支柱とアルミ笠木の取合いに隙間が生じています。加えて、の手摺サイディングの縦目地は硬化してひび割れが生じ、結果、軒天まで達する漏水となっていました。
改修方法としては、一旦排水溝廻りの防水層を撤去し、腐食した床材と一部の根太も撤去します。結局、排水溝廻りの防水ベニアは殆ど貼り替えとし、FRP防水で床・排水溝・巾木を防水処理とします。排水溝の出隅・入隅ヶ所には補強用のメッシュを入れ、エポキシ系の防水材を2回塗ってトップコート仕上げします。
手摺壁の縦目地及び支柱とアルミ笠木の取合をシール処理し、最後に軒天を透湿性・防カビ機能のある塗料で塗り替えて完了です。なお、施工のし難い梯子を使っての作業でしたが、縦目地は全て撤去・打替えとさせて頂きました。
01 施工前 01

02 施工前 02

03 防水材及び腐食した床材・一部根太の撤去

04 床材貼り替え完了

05 FRP防水

06 FRP防水完了

07 防水層立上りおさめシール処理

08 手摺支柱とアルミ笠木取合のシール処理

10 サイディング縦目地シール打替え及び軒天塗装完了

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