この外壁は「キャニオン仕上げ」と呼ばれる独特のローラーパターンとなっていますが、土壁調意匠性塗材で自然な素材感を表現した材料で、骨材を含んだシリコン系の水性塗料です。普通、1缶15.0kgが一般的な重量ですが、骨材が入って20.0kgと大変重くて粘度が高い特徴があります。
塗替は刷毛とローラー仕上げですが、キャニオン仕上げの荒い下地に水性の専用シーラー(ミラクルシーラー)を塗布し、刷毛・ローラーで中塗り・上塗りを行います。仕上げ材のアートフレッシュは指定量にの水を加えても粘度は高く、凹凸が激しい下地には多量の材料を消費します。
メーカー仕様書の所要量は0.6~1.0kg/㎡となっていますが、中塗り・上塗り計7缶の予定はオーバーして13缶を消費しました。通常の吹付けタイル面の塗装作業と異なって時間と労力を要します。
また、1階の南面はレンガ調のサイディングですが、弱溶剤系シリコン樹脂塗料(UVプロテクトクリアー)をおすすめし、板目地シールの撤去打替えの後2回塗りで仕上げました。
この塗料は耐候性があって施工後の黄ばみなどが無く、シール材の保護ともなる為お客様には好評を頂いています。何よりも高級感の有るサイディングの風合いが失われることがなく、光沢が出て美観も向上しイメージもアップします。

01 キャニオン仕上げ 施工前

02 ミラクルシーラークリアー (下塗り)

03 アートフレッシュ(中塗り)

04 アートフレッシュ(中塗り)

05 中塗り完了

06 アートフレッシュ(上塗り)

06 上塗り完了

07 上塗り完了

09 サイディング 施工前

10 サイディング 下塗り

11 サイディング 下塗り

12 サイディング 上塗り

13 サイディング 上塗り完了

14 サイディング 上塗り完了
関連サイト「住宅塗替え塗装ドットコム」
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