原因は、屋上・手摺壁パラペットのモルタル笠木と3階庇天端の塗装が剥れて露出し、雨水がモルタルから侵入して下の外壁塗膜の剥れが生じているようです。本来は新築時に防水すべき箇所ですが、塗装仕上げのため塗膜が剥れて防水性が低下しています。ウレタンの防水材と異なって塗料のウレタン塗膜は防水性は低く、塗膜厚さも薄いため耐久性もありません。
パラペットやモルタル庇の防水はウレタン塗膜防水が一般的ですが、難点はプライマー1回、ウレタン2回、トップコート1回の計4回塗りとなり、厚みが付くため乾き難いので4日間が必要です。当然費用もそれなりにかかります。
今回は、アパート・賃貸マンション階段やベランダ床の防水に使用する塗布防水剤の「パライージー」大関化学を採用。ウレタン防水材より耐摩耗性はやや低いですが、水性で乾きが早く施工性も良いので工期が半分で費用もセーブできます。
トップコートには骨材が含まれているため防滑性もあり、微細なひび割れにも対応しますので防水材としての機能を有しています。
なお、施工の際に下地が荒れている場合には調整が必要で、剥離防止のため金ブラシ掛け又はカップワイヤー掛けが必要です、

脆弱塗膜の除去の為ブラシ掛け

プライマー塗布

パライージー2回塗りの後トップコートを塗布

施工完了

施工完了
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